10月6日7日に行われた銀杏カップを観戦してきました。
大会を通じて、1年生3番プレーヤーの充実ぶりが印象的でした。確率の高いアウトサイドシュートに加え、インサイドプレーへの意識も高くなり、惜しみなく体を張ったプレーはまさにチームの精神的な支柱。メンタル面での安定感も非常に増してきました。
また、センター陣も体を張り積極的にゴールに向かう姿勢が出てきた結果、優勝することができました。
選手のがんばりに拍手を送りたいと思いました。優勝という言葉は平成21年度県総体優勝以来かな。
要所でプレスディフェンスが功を奏し、チームに勢いをつけました。一方で一瞬の隙を突かれラインブレイクされ簡単にアウトナンバーから得点を許す場面が目立ちました。
DFのボールラインまでの戻りの遅さが気になりました。また最終ラインはあらかじめアウトナンバーを想定したリスク管理も必要だと感じました。ショーディフェンスからのショットブロックなど成功の確率は低くとも相手のイージーミスを誘うプレーは必要。
優勝はしたものの調子を落としているプレーヤーも散見さました。まずは体幹の強化からDFをリセットした後でOFのリズムを取り戻してほしいと思いました。
国体選抜からの一勝も自信となり、まずは上々の滑り出しですが、公式戦を控え個人・ユニットともにスキルアップを期待します。
<今日の言葉>
平成24年8月14日 北海道美幌町の夏合宿にて(矢印→を常に自分に向ける大切さ)
「選手が試合に出られない場合、なぜ自分が出られないのかという疑問を自分自身に向けられる選手は確実に伸びる。」
「プレー一つ一つの結果を自分の中に見つけていけるプレーヤーは成長する。」
明治大学ラグビー部監督 吉田 義人